プログラミングと英語の関係

小話 | 2019.07.16

こんにちは。プログランドスタッフHです。

ITmedia NEWSに興味深い記事がありました。

IT基礎英語:threat、脅威の使い方
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/16/news068.html

英語だと『安全や安心や安定を脅かす存在はすべて、threatという言葉でひとくくりにされる』(本文より)そうで、国家の安全を脅かす災害やテロだけでなく、システムの安全を脅かすコンピュータウイルスもうっかりミス(インシデント)も「threat」となります。
しかし日本語の「脅威」は『強い力や勢いでおびやかすこと。また、おびやかされて感じる恐ろしさ。』(デジタル大辞泉より)であり、英語のthreatより強い意味を持ちます。
英語の単語を機械的に日本語に訳すだけだと、ニュアンスが変わってしまって、正しく全てが伝わらない可能性があるわけです。

プログラミング言語の多くは英語の単語を使い、英語の文法に近い構文でプログラミングします。
英語圏の人には単語と構文を見ただけで意味合いが伝わるのだろうなとよく思います。
例えば「While」と「Until」。
「While」は「~の間」、「Until」は「~まで」と訳しますが、日本語では例えば「10までの間」という言い方をしますので、この2つの単語の違いが明確に感じ取れないのです。
また、プログラミングに関する情報は英語での発信が最も多いため、検索しても英語ページしかヒットしないこともあります。
最近は自動翻訳精度も向上しましたが、おかしなことも多いので、頑張って英語のまま読むようにしています。

私みたいに英語が苦手な人にとって、プログラミングに「英語」というハードルが存在しているのは確かですが、「プログラミングと英語の両方が勉強できて一石二鳥」くらいの前向きさで向かい合っています。

でもやっぱり英語は無理、と思っても諦めないでください。
「なでしこ」のように日本語でプログラミングできる言語もあります。
https://nadesi.com/top/

まとめ
英語のニュアンスを全て日本語に置き換えることは難しいものです。
プログラミングの基本は英語、英語が苦手な人にとっては大変ですが、プログラミングも英語も勉強できてむしろお得だと思いましょう。

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